亜流 驚きの 資本主義解説本!

[14歳から考える資本主義] 太田出版

5のPartからなる図入りで非常に分かりやすい。
Part 1 資本主義の理想と現実

人間は、お金とその使われるしくみを、脳のなかに虚構としてつくりあげた。
労働よりも投資が財を生む
世界富豪上位26人の保有財産(約153兆円)が貧困層38億人分に相当。

Part2資本主義が出来るまで

Part3資本主義を動かす8つの歯車

私のものという概念。
お金を出す人と働く人。
信用創造金利が資本主義の裏のシステム。
資本主義の原動力は創造的破壊。
労働による利益は神の救い。

Part4資本主義は何を間違ったのか

社会的共通資本。宇沢弘文
資本主義は自然環境を自由財として損なってきた。
外部不経済を無視して車社会は爆走。
農業も社会共通資本。
コモンズによる持続可能農業。
レントシーキングという強欲な資本主義。

Part5明日の資本主義のために

SDGsが求める持続可能な経済。
定常経済とは。
成長しない豊かさもある。
成長至上経済から定常経済への道。
ローカル経済の復活へ。
まずは金融業界の改革を!
貧者のための金融こそ必要。
資本主義リセットシステムへ。

インフォビジュアル研究所.著
良書ありがとうございます。

若い世代だけなく全ての世代への啓蒙書。家族で読んでも良いでしょう。

物質主義にある私達へのこれからの可能性を示唆するものです。